9月26日(金)に工学博士の東裏雅司先生に来ていただいて、理科大好キッズ「空気の力」(流体力学)の授業をしていただきました。
まず、身近なものであるドライヤー、ボールを使った不思議な現象を見ました。ドライヤーの風を送るとボールがその風の上で浮かんでいるのです。ドライヤーを斜めにしてみても浮かんでいました。「え~!何が起きてるの?」「どうなってるの?」と子どもたちはドライヤーとボールの間に手を入れてみましたが、特に何もなく、ボールは浮かび続けています。東裏先生は、子どもたちの「なんで?」の反応に「待ってました!」とばかり、目の前で起きている現象について説明してくださいました。(コアンダ効果というのだそうです。)
その後、一人一人にボールと紙コップとストローを渡し、「自分たちでもやってみることができるよ」と一人一人、二種類の実験をさせてくださいました。子どもたちはかなり夢中になってやりました。うまくできるにはコツがいるそうで、できると歓声があがったり、「どうやったらできた?」と友だち同士で聞きあったり、とても楽しそうでした。(紙コップの中に竜巻を起こせばできるのだそうです。ベルヌーイの方程式というものを使っているのだそうです。)
そしていよいよこのコアンダ効果やベルヌーイの方程式を使って校庭でミニロケットを飛ばしました。東裏先生がセットした装置を使ってみんなでカウントダウンをし、校庭にミニロケットが飛びました。かなり遠くまで飛び、子どもたちの歓声と拍手があがりました。
理科に限らず、どんなことでも「なぜかな?」「おもしろいな」「知りたいな」「やってみたいな」と心が動いた時に、学習が楽しくなるのかもしれません。そんな楽しさを感じられるような学習をしていきたいなと思った理科大好キッズでした。
